特別講座レポート

■あるてすた主催 特別講座レポート
春季に、あるてすた主催で「分析力・表現力養成特別講座」なるものが2ヶ月間ほどささやかに開講されました。当講座の講師K氏から講座の意義や内容を伺ってまいりましたので、以下に、そのあらましを掲載致しました。

●当講座の意義について
「当講座は、中堅社員向けに、分析力や表現力を高めてもらう為に、行われたものです。

特に、当講座では、ソクラテス式問答法を心がけました。

受講生と講師との一対一の直接の問答によってこそ得るものが多いと考えたからです。

さて、分析力の養成と言っても、技術的な方法論を目指したわけではありません。

当講座では、物事をより多面的に見るということの中にこそ、分析力が発揮されるものと考え、受講生には与えられた課題をプレゼンが可能になるまでプレゼン用資料として完成してもらうことにしました。

表現力としては、課題を実現するために何が問題となるかを問答式に話すなかで、また、出来上がった資料で、模擬プレゼンを行いながら、あまり意識せずに、流れのなかで身につけて(と言うよりは、納得して)もらうことにしました。

初めての試みでしたが、概ね、予想通りに進めることが出来たと思っております。」
 
●当講座で扱われた実際の課題について
「今回の講座の課題は、”植物園”を取り上げました。植物園は、簡単なようでいて、考え方によっては大変奥深いものがあります。例えば、
  ・温度管理
  ・湿度管理
  ・光管理
などの基本的な管理に加え、より高度な管理として、統計的な管理を行うことで、植物のよりよい成長をう促すことが可能となります。このように、植物園の管理にはこうした実験的な側面もあります。

また、こうした管理方法として、コンピュータ制御による自動的管理が考えられます(see.補)。

コンピュータ制御による農業自体は、既に久しいものですが、今回の講座では、コンピュータ制御を基本に据えた統計手法による植物の成長管理を、省エネをも考慮しながら、特に掘下げて考えてみました。

植物の成長が好いか悪いかの判定などは、植物の大きさ、葉の色具合、単位時間でどれほど成長したかなどのデータをその個々の植物のプロフィールとして日毎の温度・湿度と合わせて保存すれば、適宜、比較検討することが可能となります。

比較結果が瞬時に得られれば、植物管理の自動化が大いに進展することとなります。
 
その場合、データの保存方法には十分に考慮する必要があります。

必要なデータが簡単に引き出せる必要があります。更に、過去に遡って比較検討が出来るように、個々の植物のプロフィールには、ディジタル写真などのデータとして保存しておけば、画像解析により、高度な植物の成長具合や病気の有無なども自動的に比較検討ができるようになります。

あるいは、植物の病気を未然に防止することも可能になるかもしれません。
今日、様々なセンサなどもありますので、こうした科学技術を用いた幅広い管理が可能です。
 
当講座で取り上げた課題の様々な分析が、将来の日本の農業にも応用される日がやって来るのではないかと密かに思っています。
また、更に高度な科学技術の応用により、将来、農作物が全自動で各家庭まで届けられるようになるかもしれません。

機会があれば、当講座でそのような課題を取り上げて行きたいと思っています。」

(補)
実際、人件費などの高いオランダでは、そのようなコンピュータ制御による
人件費の削減と大規模経営よる肥料等々のコスト削減により野菜などの輸出大国となるまでに成長しています。